経審ソフト経審大臣®シリーズでは、令和7年7月経審改正方針に対応しました。 令和7年7月改正方針では、「資本性借入金」を負債から控除、及び、資本に加算して経審評点を算出します。 具体的には、経営状況分析評点Y及び経営規模評点X2の算出時に、以下のように「資本性借入金」を控除あるい加算します。
経営状況分析評点Y | 負債回転期間(X2) | 「負債」から「資本性借入金」を控除 |
自己資本対固定資産比率(X5) | 「自己資本」に「資本性借入金」を加算 | |
自己資本比率(X6) | 「自己資本」に「資本性借入金」を加算 | |
経営規模評点X2 | 自己資本額(X21) | 「自己資本」に「資本性借入金」を加算 |
対象となるのは、法人(単独決算)と個人の場合です。 連結決算は対象外になります。
経審ソフト経審大臣®シリーズでは、「評点算出」画面の評点算出設定に「令和7年7月改正方針」を追加し、 「評点算出」画面左下に「資本性借入金(当期)」と「資本性借入金(前期)」を追加しています。 評点算出設定が「令和7年7月改正方針」のときにだけ「資本性借入金」が評点に反映されます。
「評点算出」画面及び「シミュレーション画面」で、評点算出設定が「令和7年7月改正方針」が選択されているとき、 審査基準日が令和7年3月31日よりも前か、令和7年7月1日以降でない場合には、 プレビュー・PDF作成・印刷及び画面を閉じるときに、警告メッセージを表示します。
すでに結果通知書を受け取っている評点について、今回の改正方針がどのように評点に影響するは、 「評点算出」画面で、評点算出設定を「令和7年7月改正方針」に変更後、画面左下の資本性借入金(当期と前期)を入力するだけで、 評点変化が簡単に把握できます。 なお、資本性借入金(前期)は、自己資本額平均年数を2年平均としたときだけ評点に反映されます。 また、資本性借入金(当期と前期)を0にすれば、従来の評点と全く同じになります。
通常、資本性借入金の入力は「財務諸表-その他」画面(減価償却実施額の下)に入力して、「財務諸表-データ移行」を行うと、 「評点算出」画面の資本性借入金(当期と前期)にデータ移行されますが、 評点変化を確認するだけでしたら、「評点算出」画面あるいは「シミュレーション」画面で、 資本性借入金(当期・前期)を入力・変更するだけで、評点変化を確認できます。
今後明らかになる申請書様式の変更などにつきましては、オンラインアップデートで対応予定です。
資本性借入金については、用語解説「資本性借入金」をご覧下さい。
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