トップ > サポート情報 > 用語解説 > ネットワーク関係 > SAX (Simple API for XML)
SAX (Simple API for XML)は、XMLパーサの標準APIの1つです。 DOMと異なり、W3Cではなく、草の根の運動によって開発された経緯を持ちます。 しかし、草の根とはいえ、非常に有用であるため、現在では業界のスタンダードの1つです。
SAXはDOMと異なり、文書を先頭から順に読み込んでいき、 そこで発生したイベントを経由して情報をアプリケーションプログラムに伝達します。 DOMの場合は、XML文書全体の構文解析が終了し、 DOMツリーができるまではアプリケーションプログラムは何の情報も得ることはできないが、 SAXの場合は解析中に分かったことから順次伝達するため、構文解析の終了まで待たずに処理を開始できます。 また、DOMはXML文書全体の構文解析の結果をメモリ上に構築します(構文木やDOMツリーと呼ばれる)。 そのため、巨大なXML文書を解析させた場合、それに応じた巨大なメモリを要求されます。 これに対して、SAXでは解析結果をイベントとしてアプリケーションプログラムに渡した後でそれを保持しないので、 どんな巨大なXML文書でも、小さなメモリで解析することができます。
APIは、「Application Programing Interface」の頭文字をとったもので、 「インターフェース」という言葉が意味するように「境界線」「接点」を用いてアプリケーションをつなぐ機能を提供します。 使用すれば、異なるソフトウェアやプログラムを連携させられるようになります。
旧来のAPIは、アプリケーションそれぞれに用意されている独自のインターフェースを用いて連携するものでした。 例えば表計算ソフトで作成した数値データをBIツールに連携して分析を可能にするなど、 データの出入り口としてAPIが利用されるだけであり、 必要な機能を利用する際は都度それぞれのアプリケーションを切り替えて利用していました。 また、連携するために各アプリケーションで独自に用意された利用手順、仕様に従う必要があり、 異なるアプリケーションのAPIを利用しようとするたびに独自の開発が必要でした。
インターネットが登場してWebブラウザーを用いたWebサービスが一般的になった昨今では、 アプリケーションをすべてゼロから開発するのではなく、 マイクロサービスと呼ばれる各種Webサービスを組み合わせることで構築する、 Web APIを利用する開発方法が注目されています。 このマイクロサービスを利用するためにも、APIは中核となる技術として重要です。
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