トップ > サポート情報 > 用語解説 > ネットワーク関係 > 遠隔操作ツール(Remote Access Tool)
遠隔操作ツール(Remote Access Tool)は、遠隔で各種システムを操作するためのプログラムやツールのことをいいます。 頭文字からRATと呼ばれる場合もあります。 多くの場合、任意のユーザが、遠隔でコンピュータ内のファイルやデータにアクセスする際に利用される正規ツールですが、 その正規ツールが悪用される場合もあります。 例えば、ユーザを騙して、こういったリモート・アクセス・プログラムをインストールさせた後、遠隔で操作し、ボットとして利用する場合もあります。
似たような機能に「デスクトップ共有」や「リモート管理」などがありますが、これらは合法とされる一方、 RATの場合、大半は犯罪や不正行為と結び付いています。 典型的なRATとしては、ユーザーが気付かないうちにインストールされるトロイの木馬型(バックドア型)マルウェアがあります。
侵入は、メールの添付ファイル、インターネットやP2Pからのファイルのダウンロードなどによるものが多いです。 もちろんこれらのファイルは有害なプログラムであることは巧妙に隠されて、ユーザーに有益で合法的なものであるかのように偽装しています。
外部の攻撃者はネットワーク接続を通じてRATを制御し、以下のような操作を可能とします。
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